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映画『ドッグヴィル』2003公開 177分 
主演 ニコール・キッドマン  監督 ラースフォントリアー

概要

 山深くに位置する貧しい村『ドッグヴィル』。15人の村人がそこで生活を送っている。そこに現れたニコール・キッドマン演じる若い女性。始めのうちは村人は女性を快く迎えた。しかし次第にその様子は変貌していく・・・。

感想

 人間の表面を全てはぎ取ったらこの一本の映画になるのかと思う。始めのうちはただ人間の闇の部分を描いているのかと思った。反吐が出るほどのその実態。しかし観て行くに連れてこれが裏や表ではなく、人間の真の姿なのではないかとも思ってきた。『もし人類が100人の村だったら』みたいな話をよく耳にしますが、これを15人にしたら・・・。そしてそこに一人の異邦人が訪れたら・・・。それはこの映画のようにもなりうると思う。そしてこの映画の特徴的な部分として、あまりに稚拙なセットである。まるで学校の学芸会であるかのような簡素ぶり。始めは違和感バリバリだったが、このように話を絵本やおとぎ話のように抽象化することにより、現実離れした感覚やインパクトあるメッセージが現れてくるのだろうと後々感じた。さて、この映画を観たとき、この村人達は人間の闇の部分なのか、それとも人間の本質なのか。あなたはどちらに感じるでしょうか。